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2022.02.07
鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江
ドラマ『ケイ×ヤク』鼎談


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江

薫原先生がお二人を描いた色紙を持つ鈴木さんと犬飼さん。
(左から鈴木伸之さん、薫原好江先生、犬飼貴丈さん)


マンガアプリPalcyで連載中の漫画『ケイ×ヤク ーあぶない相棒ー』がテレビドラマ化!
ドラマ放送開始日の1月13日、主人公の二人を演じている鈴木伸之さん(一狼役)と犬飼貴丈さん(獅郎役)、原作者・薫原好江先生の三人でドラマ『ケイ×ヤク』について語り合っていただきました。
鈴木さんと犬飼さんのドラマにかける熱や仲睦まじい関係にも注目です!

【ドラマあらすじ】

3年前、未解決のまま突如幕引きされた失踪事件、通称「ジョーカー事案」。警視庁公安部の捜査官・国下一狼(くにしたいちろう)は、捜査再開を訴え続けていたが、全く別の任務を命じられる。指定暴力団若頭・英獅郎(はなぶさしろう)の内偵と監視。3年前に組に入ってから若頭まで上り詰めた、謎多い人物だという。獅郎に接近する任務の過程で、ある驚愕の事実を知った一狼は、獅郎と偽りの「恋人契約」を結ぶことを決意。事件を追う二人の秘密捜査は、次第に国家を揺るがす事件、そして二人の運命とも結びついていくーー。



《原作者も思わず「一狼と獅郎だ!」》


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江



ーーご自身の役に対しての印象はいかがでしょうか?

鈴木伸之(以下、鈴木):
一狼は20年前のビル爆破事件で両親を失ったことで、そこに人生の重きを置いていてる印象です。両親の事や自分の感情などに色々疑問があり、真実を知るために人生を捧げている役だと思います。
一方で、ちょっと抜けていて可愛らしい部分が沢山あります。堅物で真面目だからこそ、抜けた時にちょっと可愛らしいキャラクターになるというところが視聴者にも伝わったら良いなと思いながら演じています。


犬飼貴丈(以下、犬飼):
獅郎に対しての最初の印象は、残されたメモを手掛かりに失踪した姉を見つけ出すため、全てを捨てられる覚悟ってすごいなって思いました。なので、僕もこの撮影に全てを捧げようという覚悟で挑んでいます。


薫原好江(以下、薫原):
おぉ…ありがとうございます。


ーー鈴木さんと犬飼さんの一狼・獅郎をご覧になった印象はいかがでしょうか?

薫原:
最初にお二人が演じてくださると聞いた時は正直、イメージと真逆なのかなと思っていました。


鈴木:
確かにイメージ的には。


薫原:
私が拝見している中だと、鈴木さんはヤンキーの役が…


鈴木:
ちょっと暴れまわっているような(笑)


薫原:
そうですね(笑)、そういった役が多かった印象でした。犬飼さんは可愛い感じだったり、ちょっと適当に見えるような役を演じられていて、アウトローのイメージがなかったので、想像が全くつかなかったんですけど、お二人が一狼と獅郎を演じられているPR動画を拝見した時「一狼と獅郎だ!」と思ってビックリしたんです!
一狼はあまり感情を出さないので、表情など難しいかなと思うんですけど、鈴木さんが演じる一狼のふとした表情に純粋さを感じて「あぁ凄い…!」と思いながら見ていたんですよ。犬飼さんの獅郎で印象的だったのが、1話のファイトクラブで一狼に「ゲームをしよう」と言ってからの「負けたら全部口を割らせる」と言うシーン。あそこでの変わり様が獅郎を感じて「凄い!」と思いました。お二人には一狼と獅郎を演じていただいて凄く嬉しいなと感じています!


鈴木&犬飼:
ありがとうございます


犬飼:
以前、現場に先生が来られた時、鈴木さんと二人で「先生、首捻ってたらどうしよう…」って話をしてて…


鈴木:
「全然違うな。こんなんじゃないんだよ!」って(笑)


犬飼:
そうそう(笑)。そんな話をしていたので、今日ドキドキしてたんですけど、それを聞けて凄く嬉しいです。


薫原:
本当に演技が素晴らしくて、現場に伺った日は帰りも興奮していて(笑)。お二人はもちろんなんですけど、監督だったりスタッフの方々も、ひとつのシーンを撮るのにどれだけの労力を使っているのかを肌で感じることが出来ました。こんなに丁寧に作っていただいていて、少しでも多くの人に見てもらいたいと思い興奮していました。


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江



ーー薫原先生は1話で印象的なシーンはございますか?

薫原:
冒頭の二人でイルミネーションの中を歩いているシーンです。あそこのシーンを漫画で描いていた時に、感極まって泣きながら描いていたので、思い入れがあって…あのシーンをドラマに入れてくださったのが凄く嬉しく思っております。


鈴木:
…こんな裏話聞ける機会、なかなか無いですよね。


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江


《鈴木さんと犬飼さんの「契約」とは?》


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江



ーー鈴木さんと犬飼さんは初共演ですが、お互いの印象はいかがでしょうか?

鈴木:
実は3~4年くらい前に、まったくプライベートで会っていて。ただ、会っていた場所や周りにいた友達の記憶がお互いで違うんですよ。ね?


犬飼:
会ってたけど会ってないみたいな。僕に至っては「鈴木さんのLINEまで知ってますよ」って言ったんですが、探したら無くて。


鈴木&薫原:
(笑)


犬飼:
あれ? もしかしたら会ってないかもしれない…って(笑)。


鈴木:
「じゃあ、初めまして」って(笑)。


ーープライベートで遊びに行かれたりするんですか?

鈴木:
今はまだ無いんですけど、僕はサウナが好きで犬飼くんはラーメンに詳しいので、お互いどこか時間がある時に、一緒にサウナからのラーメンに行こうって約束をしています。


犬飼:
その「契約」を結んでいます。


薫原:
(笑)


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江



ーー現場でもお二人で楽しそうに話して仲良さそうです

鈴木:
歳も近くて、流行っていた物とかも近いので、くだらない話をしています。


ーー今回はバディものですが、プライベートでバディと呼べる人だったり物はありますか?

鈴木:
今はサウナですかね。僕はサウナとゴルフが趣味なんですけど、今はゴルフに行けないんで。サウナはドラマの撮影後とかに一人で好きな時間に行けてリラックスできるので、サウナ無しではいられないくらいバディですね。


犬飼:
僕は地元の友達をものすごく大事にしています。小6の時に千葉から徳島県に引っ越したんですけど、その徳島県で初めに話しかけてきた人と今もずっと友達です。学生時代も毎日遊んでいたし、今もほぼ毎日連絡を取っています。古くから知っていると何でもお互いのことを知っているので凄く楽な存在なんです。


《二人がときめく瞬間》


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江



ーー好きなシーンや注目の場面などございますか?

鈴木:
一狼が料理好きだったり、獅郎が甘党だったり、捜査とは別軸の二人の関係が描かれるシーンが凄く好きです。原作を読ませていただいた時も、そこに柔らかさを感じたので、ドラマでもちょくちょく入ってくると楽しみですね。捜査だけではなく、二人の内面も見えるところが原作の良さなのかなと僕は思いました。


薫原:
凄く嬉しいです!


ーーお二人の距離感や繊細な仕草の演技などとても素敵でした。

鈴木:
僕、ファイトクラブで、獅郎がカウンターでおしぼりもらう時の仕草とか凄い好きなんですよ。


薫原:
私もです!


犬飼:
(笑)


鈴木:
獅郎っぽいですよね!


ーー犬飼さんは鈴木さんの一狼っぽいなと思う所はございますか?

犬飼:
真面目な時のキリッとした顔からの、ちょっと抜けた時の一狼(鈴木さん)の顔が、僕の中で原作とリンクしていて。思わずときめいてしまいました。


鈴木&薫原:
(笑)


ーー犬飼さんのときめきに鈴木さんは気付いていました?

鈴木:
いやいや…僕はもう…純粋に…あの…やらせてもらっています…はい。


ーーもしかして照れてらっしゃいます?

鈴木:
そうですね、照れてます(笑)。


犬飼&薫原:
(笑)


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江



鈴木:
二人の距離が近いシーンも多いので、犬飼くんの横顔が本当に素敵で美しいなと。


犬飼:
(笑)


鈴木:
あと、1話のトイレで人を殴るシーンで、人を殴ってるんだけど美しいんだよな…と思ったり。映像で通して見ると、現場で感じていた事と全然違う事が映像から感じられて凄く楽しかったです。


ーー最後にみなさんからメッセージをいただけますでしょうか。

鈴木:
全く正反対だった二人が、お互いに対しての矢印が向くようになってきて、その中でどんどん新しいことを二人で乗り越えていく作品になっていくんじゃないかと思っているので、一狼と獅郎の心の距離を引き続き大事にしながら、肩の力が抜けるようなシーンも大切にしながら撮っていきたいなと思っています。


犬飼:
現場でみなさんが必死に時間をかけて丁寧に作っているものが、情熱が画面から伝わるように僕達も精一杯演じさせていただければなと思います。


薫原:
徐々に仲良くなっていく場面が増えて、序盤とまた雰囲気が変わってくるのが凄く楽しみです!


犬飼:
何か「違うなコレ…」と思う所があったら、すぐに言っていただけると…


鈴木:
ドラマの途中でも(笑)。


犬飼:
役を超えだしたな…とか(笑)。


薫原:
それはもう、お二人が感じるように演じていただけたら嬉しいです!


鈴木&犬飼:
ありがとうございます!


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江

お二人を描いた色紙を渡す薫原先生


鈴木伸之×犬飼貴丈×薫原好江

色紙をまじまじと見つめる鈴木さんと犬飼さん



【PROFILE】

鈴木伸之(すずきのぶゆき)
1992年10月14日生まれ。神奈川県出身。出演作に『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』『東京リベンジャーズ』、主演作に『お茶にごす。』等。

犬飼貴丈(いぬかいあつひろ)
1994年6月13日生まれ。徳島県出身。出演作に『ぐらんぶる』『晴天を衝け』、主演作に『仮面ライダービルド』『サレタガワのブルー』等。

薫原好江(かおるはらよしえ)
マンガアプリ「Palcy」で『ケイ×ヤク ーあぶない相棒ー』を秋田書店「月刊プリンセス」で『君の歌声にキスを』連載中。


ドラマ『ケイ×ヤク』HP→https://www.ytv.co.jp/keiyaku/
ドラマ『ケイ×ヤク』はTVerでもご覧になれます→https://tver.jp/lp/f0091558


『ケイ×ヤクーあぶない相棒ー』第1話お試し読み

『ケイ×ヤクーあぶない相棒ー』作品紹介ページ