ミナヅキアキラ
星が落下し人々の暮らしを脅かすこの世界には、
特殊な能力で街に幕を張り流星をはじく「天幕」と呼ばれる存在がいた。
天幕ことドラセナは、唯一の存在として街の人々に愛され守られながらも、
人間とは異なる悠久の時間を生きることに孤独を感じていた。
そんな折、街に天幕と思しき人物がやって来る。
もうひとりの天幕の存在はやがて大きな混乱を招くのだが――。